接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

現在を言語化しても小説にはならないが、言語化しておくと後で取り出せる

スポンサードリンク

 

 

こんにちは、かんどーです。

 

わたしはブログを毎日更新しています。人によっては「クソ記事を書くとグーグルからの評価が下がるから、クソ記事なら更新しない方がいい」と言いますが、それは半分正しく、半分間違っています。

 

半分正しい、というのは、そのブログの収益を大切にしているなら、そのやり方は正しいよということです。確かにクソ記事を書くとページの評価が下がります。自分が書いた同サイトの大切な記事の検索順位が下がるくらいなら、確かにクソ記事は出さない方が良いですよね。

 

半分間違っている、というのは、クソ記事であっても「その時の自分」が確かにそこにいるのなら、それは個人的メモ帳として非常に大切なものとなります。たとえば後になってわたしが、タイ旅行のことを小説にしようとしたとき、記憶だけを頼りに書くとどうしても間違うんです。地名だとか行き方だとか、その場の空気だとかが主観に頼り過ぎた、思い出としてメモライズするのに最適化されたものになってしまいます。

 

 

たとえば、「初めてタイに行ったこと、初めてタイの街を歩いた感想」を文章にするとき、記憶だけを頼りに書くと、

 

「むわっと熱帯の空気を吸い込み、タイに到着したことを実感した。空港からバスに乗り街へ出ると、独特の香りがただよってきた。人々は明るく、まさに発展の真っ最中である元気な国がそこにあった」

 

となりますが、以前書いたブログ記事を参考に、具体的な地名を入れていくと、ぐっと真実味が増します。

 

「タイの玄関は二つある。一つは新しくできたスワンナプーム空港、もう一つが昔からあるドンムアン空港だ。日本で言うところの羽田と成田のようなもので、僕は格安航空券でタイに来るので、必然、ドンムアン空港を使うことになる。むわっと熱い熱帯の空気を吸い込み、ところどころ建物の古いドンムアン空港を歩いていると、タイに来た実感がわいてくる。

空港からA1と書いてあるバスに乗り込み、約40分でバンコクの鉄道に連結する。バスを降りるとそこはタイの香りがした。野趣と滋味が混ざった、タイの食べ物のにおいだ。この独特の香りが、僕は好きだったのだ」

 

参考資料、わたしの2015年の記事。

www.kandosaori.com

 

 

……ここまで書くとしつこい感じもしますが、旅をテーマにした小説などでは、このくらい書きこんだ方が良いと思います。風景も、昔からある普遍的な自然や天候のことだけでなく、その時代に走っている車やその時建てている建造物など、あえての時代感を盛り込むことで、同じ時代にその土地で人生を過ごした人の郷愁を誘います。

 

 

何が言いたいかというと、無駄に更新しているように見える記事であっても、それを一度言語化したことによって、その人の中でくっきりと映像化される、ということです。ブログにクソ記事を垂れ流したくないのなら、自分のノートに書いてもいい。とにかく書き残しておくことが大事です。後になったら思い出なんて上書きされて、その時の気持ちなんてなくなってしまうかもしれない。だから今書いておかなければならないのです。

 

いつかの自分が、あのときの感動や心の動きを、きちんと言葉にできるように。

 

 

 

……ちなみにわたしは、一度ブログで言語化したことは、人から聞かれた時でも話せます。口から言葉が出てくるのです。

 

しかし、一度も言語化していない言葉に関しては、一晩考えないと出てきません。わたしと映画行っても面白くないですよ、その場での感想は「えーっと、深い」「いい」とかしか言わないですから。翌日になれば「あの場面で主人公と〇〇さんが関わったよね、あれが伏線で……」などと語り出しますw

 

言語化、しておくこと、大事。

 

f:id:keisolutions:20180428002309j:plain

 

それでは、また明日!