接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

【チキン万歳!】フィリピンのチェーン店「Mang Inasal」で最高の鶏肉を食べた!

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こんにちは、鶏肉が大好きなかんどーです。

 

 

日本ではファミリーマートのスパイシーチキンを食べながら歩くのが至福のひとときです。(少し前まではファミチキ派だったけど、スパイシーチキン派に変わりました)

 

 

鶏肉が好きだと、海外へ行っても大抵の国で食べるものに困りません。

インドネシアに行ったときもそうでしたし、タイでもそう。大抵のメニューは、チキンとポークが用意されています。そして鶏肉は、宗教上の理由による禁止事項になっていないので、どの国でも人気メニューなのです。(細かな戒律は省略しますが、簡単にまとめると、イスラム教徒は豚肉がダメ、ヒンドゥー教徒は牛肉がダメ)

 

 

また、アジアだとどこへ行っても焼き鳥っぽい食べ物があります。台湾、タイ、カンボジア、インドネシア、マレーシア。串に刺さった焼き鳥そのものもあるし、ちょっとおしゃれに独自のタレをからめた料理もある。カレーっぽい料理もチキンは人気。

 

 

さて、そんな鶏肉好きのわたしがフィリピンで感動したチェーン店をご紹介します!

 

チェーン店ですので価格も安いです。一食200円~250円くらいでお腹いっぱいになります。フィリピンに来たら絶対食べてください!

 

 

 

Mang Inasal(マング・イナサル)

 

こんな感じのお店です。少なくともセブ島に遊びに来てショッピングモールなどへ来たら、一度はこの看板を目にすると思います。チェーン店とは言え、フィリピン人に大人気のお店なので、レジが大行列になっていることは覚悟してください。

 

※食事時や混雑店舗を避ければ並ばずに食べることも可能です。


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ここ、マングイナサルは鶏肉料理がメインですが、他のメニューもとても美味しいチェーン店です! 

 

メニューはシンプル! こんな感じ!

 

鶏もも肉を焼いたものがドン! と置いてあるのが一番人気のメニュー。でもこのほかに、フィリピン料理の「シシグ」も、豚肉の串焼きもあります! いろいろのせたプレートメニューもあります。みんな思い思いのメニューを注文しているので、好きなものを食べるのがいいです。デザートのハロハロも大人気!

 

メニュー表。指をさすだけでも簡単に注文できます。


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「1 rice?  How about drink?  Spicy?」

 

等聞かれますので、「ごはんは一つ、コーラください、辛いのがいいです!」などと答えて注文完了~。ファストフード形式なので、好きな席に座って待ちます。テーブルには調味料が。お酢とラー油としょうゆ。これは必ず使うので、これがきちんと置いてある席に座るのもポイント。


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混んでいる店舗だと20分ほど待つこともあります。わたしが行ったのは奇跡的に混んでいない店舗で、混んでいない時間帯(14時半くらい)だったので、5分ほどで運ばれてきました!

 

来たよ来たよ。一番注文されているであろう、看板メニューのチキンが!

 

「Chicken Inasal  Spicy Paa」

 99ペソ=200円くらい。


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もう見たまんまです! 鶏肉を串に刺して焼いたもの。下味もしっかりついてます。くどすぎない照り焼きみたいな味。このまま食べても十分味がするんだけど、ごはんと一緒に食べるので、ちょっと味付けします。

 

テーブルにある調味料と、一人一つもらえるカラマンシ―(フィリピンでレモンみたいに使う柑橘系の果物)を絞って小皿で混ぜて、好きな味にして鶏肉にかけます。



これ、見た目の200倍くらい美味しいんですよ……もうこれ食べるためにフィリピンに来たんじゃないかと思うくらいに美味しいです。これ食べちゃうと、唐揚げよりこっちが食べたくなります。怪しい薬が入ってるんじゃないかと思うレベルで美味しい。

 

 

あまりに美味しかったので翌日再訪。混んでないお店は貴重。
同じメニューを頼むのもアレなので、ちょっと変えました。前日はもも肉だったけど、この日はむね肉。こっちの方が量が多くて、おまけで手羽先みたいなのが付いてきます。お肉の量はむね肉の方が1.5倍くらいあります。

 

 

「Chicken Inasal  Pecho」

111ペソ=220円くらい


※Pechoの方がお肉の量は多いけど、ももよりパサパサした感じになるので、1回しか食べないなら上記の「Paa/Spicy Paa」がおすすめ! 2日連続で来られるなら両方食べてください。


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味や食べ方は同じですw

 

いや、お前どんだけマングイナサル好きなの? って話なんですけど、まあ好きなんだからしょうがない。フィリピンのチェーン店と言えば「ジョリビー」というマクドナルドっぽいお店なんだけど、わたしはフィリピンのチェーン店行くなら「マングイナサル」一択ですね。

 

そのくらい好きです。ここに食べに来るためにセブに来てもいいくらい。

 

 

ここの鶏肉が何でこんなに美味しいのか、ちょっと語ります。

 

鶏肉ってそもそも、

1.もも肉のジューシィさ(油の美味しさ)
2.むね肉の淡泊だけど噛みしめると美味しい「肉感」
3.鳥皮から出る油の美味しさ(なので、むね肉は鳥皮といっしょに食べると美味しい)

 

こういう美味しさで構成されていると思うんですよ。ただし、この美味しさを揃えるには、素材(鶏肉)そのものがそれなりに美味しくないとだめなんです。いわゆる鶏肉料理で勝負しているお店は、それなりに美味しい鶏肉を仕入れたりしている。そして高級路線で出す。

 

そうでない場合、味を思いっきりつけたり、衣に味をつけたりする。から揚げやフライドチキンがそう。言い方は悪いけど、味をごまかすんですね。

 

ここ、マングイナサルのチキンは後者です。高級な鶏肉だけを使っているお店ではないし、高級店でもない。しかし、焼いただけの鶏肉を最高に美味しくしている。この味の秘訣は、「味の中の余白をキッチリ埋めていること」なんです。淡泊なだけで味のないむね肉も、そもそもジューシィなもも肉も、マングイナサルのたれの味で余白を全部キッチリ埋めているから、美味しい味しかしないんです。

 

絵画にたとえると、白いキャンバスに一輪だけ花を描いたような研ぎ澄まされたものではなく、キャンバスの横辺までキッチリオレンジと黄色と黄緑を重ねて塗り込む! 元のキャンパスの色がわからなくなるまで塗り込んで、それをデザイン画としてキッチリ成立させる。味のバランスを最高のところで取っていく。だから美味しいんです。

 

調味料の味じゃんって言われたらそれまでですけど、その「調味料の味」で手頃な値段の鶏肉料理が食べられるってすごいことですよ。わたしはあの味のとりこになりました。ちょっと似てるかなと思うのは、「筑前煮」に入っている鶏肉の味かな。味のしみた鶏肉。あれおいしいよねぇ。福岡では鶏肉のこと「かしわ」って言う。わたし、筑前煮に入っていた「かしわ」も大好きだったんですよ。美味しくてねぇ。

 

 

 

さて、話をマングイナサルレポートに戻します。

 

ここは、デザートの「ハロハロ」もめちゃくちゃ美味しいんですよ! 紫芋のアイスと、金時豆、ゼリー、コンデンスミルクのシャーベットなどがバランスよく乗っています。もちろんこのまま食べるのが美味しいんだけど、フィリピン人の人で、全部ドロドロに溶かしてしまって、それを飲むように食べている方をみました……! こういう食べ方があるのか! と驚愕しました!

 

 

「Halo-Halo」

ハロハロは、大と小があって、これは小です。55ペソ=110円くらい。


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一人だったら小で充分かと思います。友達とシェアするなら、あまり値段変わらないので大きい方を頼んでもいいかも。

 

 

もう、とにかくここのチキンがやみつきになるほど美味しくて、今も食べたくなっています。。ローカルフード好きなわたしですが、最近はこういう「きっちり美味しい」ものにハマりつつありますw 

 

あれですね、日本で「サイゼリヤって美味しいわね」みたいな感覚です。激安ではないけれど、にぎわっていて美味しいお店。あれ、サイゼリヤって激安なのかしら? 299円のミラノ風ドリアと399円のマルゲリータピザだけは激安だと思うけど。

 

 

とりあえず、今もお腹をすかせながらセブのカフェでブログを更新しています。わたしの家の近くには、マングイナサルが無いので、買い出しに行った時か休日しか食べられない。くそう。

 

まったく、こんな美味しい食べ物があるんじゃ、もうちょっと頑張るしかないじゃないの。いろいろあるけどがんばるわ。

 

 

飲食店をやるようになってから、食べ物が人の心に与える影響についてよく考えるようになりました。人って、自分が元気になれる食べ物や場所、自分が機嫌よく居られる仲間とか友達、パートナー、そういうのが複合されて健全にその人のすべきことを果たせるのだと思います。

 

そんなふうに考えると、わたしにできることって、まだまだあると思えます。屋台をやって終わりにするのではなく、もっと……

 

 

そのお話は、実現が近くなったらまた報告しますね! 

 


フィリピンのチェーン店「マングイナサル」が最高に美味しい! というレポートでした!(3700文字w)

 

 

それじゃあ、また明日!