こんにちは、フィリピンのセブ島に住み始めて約2か月が経過しました、かんどーです。
最初の頃は、そりゃあローカルフードばかり食べていましたよ。だって珍しいし美味しいんだもん。もうこれだけで生きていけるって錯覚するくらいには、ローカルフード美味しかったですよ。
今ももちろんローカルフードは大好き。屋台の営業がある日は、営業中のごはんは必ずローカルフードです。フィリピン人スタッフと一緒に同じものを食べる。こういう小さなことが大事じゃないかなと思ってる。
しかし、しかーし!!
わたしは38年間日本で暮らしてきたのです。つまり、舌と脳は日本人なのです。1か月くらいの海外滞在なら、その国の食事でやりきる自信はある。しかし、しかーし!!←しつこいw 2か月も経過すると、だんだんモヤモヤしてくるんですよ。モヤァ……とどす黒いきもちが、心の中を支配していくんです。
「心から満足できる食べ物だけを食べたい……」
これは生命への渇望に近いですね。ホームシックよりこっちの方が、言ってみりゃボディブローのようにじわじわ効いてきます。
まあ、苦しんでいても仕方がないので、フィリピンにいながらにして「現地の食べ物に飽きてしまったときの対処法」を考えてみました。
対処法その1 韓国の食べ物に逃げる
これが一番手っ取り早かったです。セブ島にはコリアンタウンがたくさんあって、韓国の人がたくさん住んでいます。韓国食材も豊富に手に入ります。ちょっと高いですが、サムギョプサル(豚肉を鉄板で焼いて野菜で巻いて食べる奴)を食べたり、スンドゥブチゲを食べたりすれば、かなり気分転換になります。
たまたまですが、わたしの屋台はお隣が韓国人の方です。なので定期的にそのお店のチキンやトッポギを買って食べたりしています。マイルドな辛さなので、日本人の舌にばっちり合う! ジャンさんいつもありがとう。(余談ですが、ジャンさんの屋台は超人気です! そしてとてもストイックな人なのに、屋台の名前は、映画「猟奇的な彼女」をもじったなんだか可愛い名前なのであるw)
ジャンさん
外食以外でも、カップ麺なども韓国のものを食べていると元気になります。やっぱり味が近いんですよね。。日本のものを持って行くというのも一つですが、日本から運ぶのは数に限界があります。そして結構高い。韓国のカップ麺は、セブでも比較的安価に手に入るので、毎日の生活に取り入れやすいんです。
わたしのお気に入りはこれ。UDON! コンビニでもスーパーでも買えて、日本円で100円くらいで手に入ります。これならまあ許容範囲内!
これは、まんま薄味の「どん兵衛」みたいです。麺が細いのでつるつる食べやすいし、量が多すぎないので屋台の仕事が終わったあとの夜食にちょうどいい。(韓国のインスタント麺って、ガッツリ量が多いどんぶりみたいなやつと、こういう小さいやつがあるので、わたしは小さい方だけを買っています)
控えめに言って「めちゃくちゃ美味しい」ですw
対処法その2 タイやマレーシアにプチ旅行して気分転換する
セブ島からマレーシアは、片道5千円くらいで行けます。セブ島からバンコクは、片道1万円くらい。(セールなどを使えばもっと安いです! セール無しでLCCに乗った場合の価格が大体このくらい)
先日マレーシアに行ってきましたが、食のレベルが高くて驚きました。もちろん雑な部分はあるのですが、「ガッツリ美味しいものを食べたい!」という需要に、手軽に応えてくれます。クラフトビールのお店もレベルが高かったです。
あとは、これからタイに行く予定を立てています。タイだといつも泊まっているゲストハウスがあるので、そこに滞在すれば滞在費がかなり安く済みます。そして食事も、グリーンカレーなど自分の好きなモノだけを食べて帰ってくればかなり満足します!
カレーって万能なんですよ。これはマレーシアで食べたカレーですが、これ食べるためだけにマレーシアに来てもいいって思えましたもん。満足度高かったなあ。
対処法その3 日本の食べ物を多めにストックしておく
これはわたしはやらないんですが、方法としてはアリなので書いておきます。
日本のインスタント麺やフリーズドライ食品をたくさんストックしておいて食べる。これはかなり有効であると思います。わたしは少しだけですが、魚の缶詰を持ってきていましたので、フィリピンの食に飽きたとき、一つずつ開けて食べてました。わたしは魚の缶詰に、辛い調味料を入れて食べるのが好きです。こうすると味にアクセントがつくんですよ。ベースとなる味はしょうゆとか味噌なんですが、辛くするとよりおいしい。(日本の味が恋しいならそのまま食えよw というツッコミは受け付けません)
魚の缶詰、ラ王、チキンラーメン、フリーズドライの雑炊、インスタント味噌汁などをストックしておけば、それだけでしばらく暮らせます。
対処法その4 自炊する
もう、食べ物が合わなくて本当にキツイ! という方はこれしかないでしょう。自炊です。炊飯器を買って、日本のお米をスーパーで買う。高いけどこれで日本と同じごはんが炊けます。ここに「ごはんですよ」をのせたり、日本の調味料で肉野菜炒めなどを作れば、ほぼ日本食です。日本食材のお店に行けば、日本のカレールウやシチューの素なども手に入るので、ほとんど日本と同じ食事をつくることも可能なわけです。
わたしはここまでやりませんが、駐在員の方などで、数年単位でいる方はここまでやるそうです。お肉も野菜も魚も、日本の調味料で調理するのだそうです。長期滞在になるとそのくらいきっちりコントロールしないときつくなってしまうのだそう。駐在員の方は、ひとつの国の駐在が終わっても、また別の国に行かなければならないこともあり、生活の基盤をきっちり整えるのだそうです。
対処法その5 現地の食べ物で「これは大好き!」というものを発見する!
これこそ、This is it! なわたしらしい解決方法なのですが、セブにいて「これだけはもう死ぬほど好き!」という食べ物を見つけること。
なんでもいいんですが、そこまで高くなくて、週に1回くらい手軽に食べられるものが良いです。それを食べるのが生活のアクセントになって、うれしく感じられるようなものがいい。わたしの場合は先日紹介した、チェーン店の鶏肉が好きです。これがあるからがんばれる、みたいな感じ。
マングイナサルのチキン!
これについては単体で記事を書いたレベルで大好きです!
あとは現地の食べ物で、レチョンが好きです。豚肉の丸焼きをそのままぶつ切りにカットして、たれをつけて食べるだけなのですが、シットリとした豚肉の味が最高です! これはちょっと値段が高いので、月2回くらい食べてます。
鶏肉と豚肉、それぞれお気に入りの料理があるので、とりあえず大丈夫です。あとはお魚を美味しく食べられる場所が確保出来たら、たぶんここで生きていけると思うw
とりあえず、次回日本に帰国した際は、魚の缶詰を少しだけ買ってきます。日本の魚の缶詰ってクオリティが高いんですよ! 100円で売ってるいわしの缶詰ひとつとっても、ものすごく美味しい! ちょっと贅沢だけど、さんまの缶詰や「缶つま」シリーズも買って持って来ようと思います。
あまり多すぎてもよくないので、合計5缶くらい厳選して買ってきます。(ミニマリストなので家にモノがたくさんあるとイライラして捨ててしまうw)
それに、せっかく海外に来ているのだから、対処法5にあるように、現地の食べ物で自分に合うものを探す方が、なんだか幸せな気がするのです。
どこにいても、しっかり食べて生きていこうと思います。
そうすることで自分が元気になって、周りを元気にすることができるから。
これから海外に住む方は、無理をしないでいろんな方法にトライしてくださいね! 健康第一ですから! 完全に日本食だけで過ごして、自分が元気ならそれが一番なんです!
それじゃあ、また明日!