接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

「ピンチをチャンスに」できる人は何をしても勝てる人です

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凡人のみなさんも天才のみなさんもこんばんは。


今日の記事はガンダム(id:gundamoon)さんからリクエストをいただいたネタです。

http://www.kandosaori.com/entry/2018/08/16/000000

そのうち「ピンチをチャンスに」ついても語って欲しいです。私はあの言葉がどうしても好きになれない。ピンチはピンチでありチャンスはチャンス、これは別ものとして考えるべきだと思うのです。

2018/08/15 22:52

b.hatena.ne.jp

 

今日はこれに答えていこうと思います。たぶんガンダムさんと私は「ピンチ」に対する考え方がちょっと違います。違うからこそ面白い! ではいきます。

 

 

ピンチはピンチであり、チャンスはチャンスである

ガンダムさんの考えはこうです。確かにそうなんです。ピンチをチャンスに変えるエースみたいな存在がそんなにいるわけがない。じゃあ私はピンチをどうしているか? 実は、私はピンチを使って成長しています。

学歴のない私にとって英語を使う仕事は誰からも任せてもらえませんでした。応募しても受からないのです。だから自分で屋台村の一角を借りて自分で商売を始めました。鉄板の手配から運搬、物品手配、何一つとってもうまく行くことなどありません。全部ピンチ。でも私「ピンチになるくらいじゃないとおもしろくない」んですよ。

そもそも私が日本の接客業をもうやめた理由って、ピンチにならないからです。クレームも何とかなだめられるし、規則正しく生活していれば仕事はある程度やれる。そうなると同じ毎日が繰り返されるだけで成長できない。

つまり、ピンチがチャンスになるのではなく、ピンチは自分の成長のチャンスなんですよ。

 

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わたしこういう状態になっても絶対手を放さないですからね。そして年齢を重ねてからは、もう一人二人ぶら下がっていようとも、絶対あきらめないです。全員助けます。 



ピンチに恋した瞬間

わたしはピンチを乗り越える自分の生き方に恋してしまいました。飛び込み営業でヤバイ事務所に飛び込んでしまったこともあったし(話をそらして逃げた)、ノルマありの派遣でお客さんが全然いない店舗に派遣されたこともありました(近所の駐車場まで行って知らない人に話しかけて売った)。

上記の離れワザ、たぶん普通の人はできないです。特に駐車場で知らない人に話しかけるやり方。でも私はできた。それには理由があるんです。私は女しかできない仕事から足を洗って営業の仕事で生きていくと決めたとき、ある課題を自分に出しました。それは、

・映画の前売り券を二枚買っておき「友達が来られなくなった」と誰かに声をかけて売ること

これです。

これができなきゃ営業なんて絶対できないと思って、売れるまで人に声をかけ続けました。もちろん誰も反応なんてしてくれないですよ。二十人、三十人、声をかけているとだんだん目を合わせてくれる確率の高い方法がわかってきます。そして五十人目くらいでとうとう一人のサラリーマンが「前売りの値段でいいの? これからそれ見るから買ってあげるよ」と言って買ってくれました。

「私いける……」

私はこの先の人生、営業の仕事で食べていけると確信しました。そして新しいことを始めるときは、このくらいの度胸はいつでも表に出していかなきゃ勝ち続けられない、と体で理解しました。何より、売れるまであきらめなかった自分のことが好きになれたんです。

予想通り、飛び込み営業の仕事では毎月70万くらい稼げました。多い時は100万を超えました。その後商材を変えても最低35万は稼げた。営業は本当に私の天職だったのです。自分で出した無理難題に自分で挑んで超えていく。私の生き方はいつもそうです。


ピンチはピンチのままではいけないのか?

ガンダムさんは「ピンチをチャンスに」の言葉が嫌いとのことですが、それで良いと思います。地に足の着いた仕事をしているのだったら、離れ業なんて好まれません。ピンチに対して誠実に、真摯に向き合っているからこそそう言えるのだと思います。多分ガンダムさん、最後まで逃げてないですよね。だから「軽々しくピンチをチャンスに」とか言う人が嫌なのかなと思いました。棚からぼたもちみたいな、そういうの嫌ですよね。

私も仕事で起こったピンチはちゃんとピンチとして取り扱い、窮地を切り抜けて次の仕事に取り掛かります。別に毎回チャンスに変えたりしませんし、ピンチがチャンスになるとも思っていません。

「あえてのピンチ」を自分で作り出してそこに身を置く、というのはしますが、通常業務ではピンチなんて無い方が良いに決まってます。これは心構えの違いではないでしょうか。


今、攻める時。

今、自分を鍛える時。


私はそう思ったときだけ自分にピンチを課します。全部乗り越えろと自分に言います。悔しくて夜中ずっと泣いても、誰も助けてくれなくて情けなくても、誰かに裏切られても、それでも翌日は澄ました顔で仕事に出ます。

そうやって小さな成功を手に入れた時、ひとりガッツポーズします。


そうそうガンダムさん、私の屋台、ハーフブースだったのですがフルブースに移ることができました。倍の広さになりますのでまた新しい商品を投入して、さらに面白くなりそうなんです。言葉も通じない国で始めた小さな屋台が、少しずつでも大きくなってくれることが何より嬉しいし、屋台の初日にいたスタッフがまだウチで働いてくれていることも何より幸せです。

 

右が初日から居てくれているヘイゼルさん。左はその友達、エリザベスさん。私がいなくても全部自分たちでできます!   本当すごい。


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全部、全部ピンチだったけど私にとって最高の機会になりました。

答えになっているかわからないけど、私はピンチによって自分を鍛えています。ガンダムさんはガンダムさんのやり方で頑張ってほしいです。「ピンチをチャンスに」なんて根性論の前向かせ理論だから気にしなくていいですよ。でもピンチを乗り越えた自分のことは褒めたいですね。


これからもお互い頑張りましょうね。遠い空の下、応援しています。
(ブログネタありがとうございますw)


それじゃあ、また明日!