私には姪がいる。親戚どころか親との付き合いさえ不器用な私なのに、この姪だけはなぜか付き合いが続いている。変な言い方だが、若い頃の私にそっくりな気がして、居て楽なのである。
姪はとても若くして子どもを産んだ。4歳になるその子を連れて姪は現れた。
彼女の発言をここで書けないのが本当に惜しい。一言一言がネタの宝庫である。新聞記者はなぜ彼女を取材しないのだ? と思うくらい彼女はネタを持っている。彼女に会って爆笑しない人はいないと断言できるw
べつに予定は立てて無かったのだけど、姪と子どもと私の三人で後楽園遊園地に行った。
子どもはこのくらいの歳である。可愛いが、あちこち動き回るのでかなり大変であるw
身長103cmの彼が乗れる乗り物は限定されていたけれど、遊べるだけ遊ぼうと思った。高所恐怖症の姪を説得して、これにも乗ったw
お化け屋敷は6歳以上でないと入れなかった。今度一人で来て入ることにする。自販機までホラーで笑った。
ひとしきり遊んだ後、ご飯を食べに行った。子どもちゃんが最初落ち着かなかったけど、途中で寝てしまい、そこからは女同士の話ができた。韓国料理のお店にした。おいしかった。
姪は変わった子だと思う。でもちゃんと子どもを育てていて、結局すごい人だと思う。
一時期私の会社で働いていたこともあった。その時も数々の伝説を残した。
不思議なのは、彼女が憎めないことなのである。私とは考え方も違うし、えー! と思うようなこともあるのだけど、ぶっ飛びすぎていて笑うしかない。そして彼女を嫌いにはけしてならないのである。
彼女と彼女の子どもの人生にたくさんの幸せがあることを願う。そのためにできることはする。(とりあえずディズニーランドに行こうと言われたので絶賛予定を調整中である。姪とのディズニーランドに同行したい方はメールくださいw 楽しいことを保証しましょう)
姪を見ていたらフィリピンの屋台のスタッフたちを思い出した。
元気にしているだろうか。
私はこれからも、若い人や子どもが楽しく生きられる世の中をつくる大人でありたいし、せめて私の目の届く範囲だけでも、問題があれば解決に走り、困っているなら助けに走りたい。
そうすることでしか、世の中は良くならないからだ。小さな「今日楽しかった」を毎日続けることは、幸福へ続くひとつの道であり、苦行を重ねて生きて最後の果てに果実をつかみ取るのもまたひとつの道である。私はその両方の楽しさを知っている。いい歳の取り方をしていると自分でも思う。
私は、自分のことが好きになれた。
それは今日は姪のおかげだし、フィリピンにいる時はスタッフのおかげだ。生きることは誰かと肩を組み笑うことだ。美味しいと言いながらごはんを食べることだ。新しい命を祝福することだ。
それに反することを私は生涯しない。それだけなのである。
では、また明日。