こんにちは、かんどーです。今日はわたしがピアノを弾かない理由をお話します。それは、今持っていないからです。
持っていないことを利用している、と言ったら良いでしょうか。
わたしは子どもの頃にピアノを習っており(たぶん花嫁修業的な何かで習わせてくれたんだと思いますが)、そこそこに進化しました。バイエルを始めてブルグミュラーをやって、ハノン(運指練習)の練習がいつからか始まって、そのうちソナチネアルバムを弾くようになりました。ソナチネがとても長く感じましたが、発表会の時などにピアノソナタを弾かせてもらえるのがうれしくて、続いていました。
実はわたし、ブルグミュラーくらいまでずっと「耳コピ」で仕上げて行っていたんですよねぇ。。楽譜を読んで弾くのがものすごく面倒くさかったので、母に一度弾いてもらって、それを覚えて弾いていました。しかしソナチネあたりから急に曲が長くなり、全部覚えるのが不可能になりました。そこで初めて「楽譜を読む」ことも併用していかないとやっていけないと思いました。
ブルグミュラー卒業までは超早かったのに、そこから一気にスピードが落ちたのは「楽譜を読む」ことを始めたからです。毎回少しずつしか進まなくなりました。(おかげで楽譜が読めるので今は助かっていますが)
一番好きな曲はベートーベンの「悲愴」です。自分で弾くのは第三楽章が好き。左手が奏でているメロディがとっても素敵だからです。
長くなりましたが、今のわたしの部屋は比較的広く、電子ピアノであれば置くことは容易です。常時ヘッドホンを使って弾くのであれば、物件的にも問題がないのです。
でも、まだ買いたくない。持ちたくない。弾きたくない。
それは、ギターがもう少しで「見える」ようになりそうだからです。
わたしはピアノの鍵盤を見れば、どの音がどの高さの音を鳴らすのかがわかります。耳で聞いた音をピアノで再現することができます。簡単にアレンジして良ければどんな曲だって即興で鳴らすことができる。ちょっと練習したらそれなりに聴けるものになるでしょう。
だけど、それをやってしまったらわたしの相棒は間違いなくピアノになってしまう。
今のわたしはギターの音色が何より好きなんです。弦の音ってなんてきれいなんだろうっていつも思っています。楽器に対する興味も、奏法に対する興味もものすごく強い。そして何より、ギターにあと一歩近づいて、フレット(半音ずつ音程が変わる弦の下にある棒)を見ただけで「ここにこの音がある」ということがわかるようになりたい。
そうなったら新しい世界が見えるだろうと思っていて、今はその「Xデー」が来ることが何より楽しみなのです。
ピアノを弾いてしまったら、現段階でよりくっきりと自分のやりたいことを表現できるのは間違いなくピアノになってしまう。だからもう少しギターと友達になるまでは、ピアノは買わないのです。
時々たまらなくピアノが弾きたくなるけれど、近くに弾ける場所もないし、まあ仕方ないかと思っています。スタジオでキーボードを借りて弾くくらいならたまにはしてもいいかな?
長くなりましたが今日は「わたしがピアノを弾かない理由」を書きました。
結局「好きすぎるから弾かない」という理由なのが、昨日の自転車と一緒ですよね。明日こそはSMクラブの話を更新しようと思います。あの泥の底みたいな20代のことをうまく思い出せるかなあ。がんばってみますね。
それじゃあ、また明日!