こんにちは。仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞です。
以前書いたこちらの記事↓↓↓
ここに「見た目に対する依存からどうやって抜け出したのか?」という質問を書いてくださった方がいたので、今日はそれについて少しお話します。
さらっと書くけど深いですよ!←宣告
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20代前半、わたしはずっと60キロ近いからだを抱えて、へこまない腹肉をむんずとつかんで、気持ちはへこみっぱなしでした。
親から受けた教育とわたしの本質がうまく合わず、「言われたことにはとりあえずうなずくが、心で反抗する」「結局女は見た目が整っている、やせている人が強い立場に立つ」「誰も本当のことを言わない」という超ネガティブな思考にもとづいて日々を生きていました。
わたしが巨体だったのは、10代後半でケーキ屋のバイトをしていたことが原因だと思っています。毎日ケーキ見てると、食べたくなっちゃうんですよ。あと、味見と称してもらったものを「つい」食べてしまう。その「つい」が重なって、食欲を上手に我慢できなくなってしまったのです。
その後、とにかく「食べ物を見なくて済む仕事」「食べなくてすむ時間帯」に仕事をすることを第一に考えて職探しをしていました。普通に考えたらおかしいですよね? 食べなくて済む職場を探すなんて。
そのうち、「会食恐怖症」を併発したり、言いたくないけど摂食障害の状態も経験しました。それらを根本的に治す方法があるのは知っていたけど、向き合いたくなくて対処療法に徹していました。具体的には「エステに行く」「化粧をがんばる」などです。これらの作業を重ねて、20代のわたしの心は感情が正しく機能せず、めちゃくちゃな食生活で作った体に壊れたままの心を詰め込んで毎日どこかへ行っていました。
わたしがダイエット依存から抜け出せたきっかけは、実は、ランニングです。
麻薬的な刺激が好きなわたしは、「脳内 麻薬物質」のようなワードでいろいろ検索しました。とにかく夢中にさせてくれるものがほしかったし、それが得られる場所に行きたかったのです。
ジム・ホットヨガ・エアロビクス・ダンス・瞑想…
どれもいまいちハマれませんでした。エアロビクスが一番ハマったけど、自分の実力とクラスをうまく一致させないと脳内麻薬が出ない。中級かつ長過ぎない時間のクラス、振り付けが合うインストラクターのクラスでないと「イカない」のです。
イクためにエアロビクスやってたのか! と言われるとこっぱずかしいですが、まあ事実です。
それで、もうちょっと手軽かつ一人でいつでもできるものを模索した結果、ランナーズハイを体験したく、ランニングに手を出しました。エアロビクスで心肺機能を高めていたおかげで、足さえ作ってしまえば、10kmを走れるようになりました。そして、10km走れるようになった頃から、何回かに一度の割合でランナーズハイの感覚を得られるようになったのです。
全能感、多幸感、未来への希望、好きなものだけが脳内をかけめぐるあの感じ。走るようになって、体調も一人暮らしの家も、どんどん整って行きました。仕事で遅くなっても、22時までに帰宅できた日は走りに出ました。走ることは、幸せになれること。安っぽい言葉かもしれませんが、走っていると幸せになれる、これは本当なんですよ。
走るようになって、体はどんどん変わっていきました。体重は51kgをキープ。少し筋肉質でガッシリしているけど、9号の服がきれいに着られる体型です。長谷川理恵さんのシルエットに近い感じ。
この「自己イメージ」が「走る自分」に変わった瞬間が、エステやダイエット依存から抜け出した瞬間でした。
長く続けてしまった悪しき習慣はそう簡単に自分の中から抜けません。何かと理由をつけて、また以前の依存ループへと引き戻そうとします。だけど、もうその道へ戻る暇がないくらいに、ランニングにはまりこんでいたから、戻らずに済んだのです。
迷ってる暇があるなら走る! 無駄なこと考える時間があったら走りながら考える! せっかくだからとマラソン大会にもたまに挑戦する。好循環がどんどん回りました。走るのが好きな人は元々心身ともに健康で…という印象があるかもしれませんが、わたしはこんな理由で走り始めたんです。
走る習慣が完全に身についた後、今度は「走らないと太ってしまう」という恐怖にかられたこともありました。だけど、幸か不幸か、起業後のストレスで胃を壊し、とても小食になりました。まさかわたしが小食になるなんて、ダイエット病だった頃は考えられなかったです。でもこれが更なる転機を呼びました。
「無理に走らなくていい」
太りにくくなった体と、小食な自分。この状況は、わたしを別の欲求へと導いてくれました。ずっとあきらめていた「文章を書くこと」への欲求。
無理に毎日走りに行かなくなった分、空き時間を使ってわたしは書くことを始めました。毎日のブログ更新と、小説を書くという趣味。これらの時間が今のわたしの楽しみです。気晴らしに走ってくることはもちろんありますが、強迫観念で走りに行くことはなくなりました。
季節を感じられる程度に、健康を保てる程度に走るのが、今は心地よいのです。
先日撮ったコスモスの写真で今日はお別れです。
うちの近くは、そろそろコスモス終わりです。これから見られる地域の方は楽しんでください。
…すごいこと発見しちゃいました。
コスモスの花の真ん中に、結構な確率で「小さなケムシ」がいること。(グロくないようにピンボケで撮りました)
この日はたくさんの虫を見つけました。バッタや蝶やケムシ、芋虫などです。色とりどりの虫たちに会えて幸せでした。
それじゃあ、また明日!
☆今日の過去記事☆