こんにちは。仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞です。
突然ですが、初対面の人とうまく話せますか?
わたしはまったくダメです。。当初は会社の面接も担当していたのですが、わたしが緊張しすぎてしまって、面接の役目を果たさないので担当を外されたレベルでダメです。よってうちの会社、社長面接は採用後です。(しかもその時ですら緊張してうまく話せず、1年くらい経った頃にやっとふざけたりできる親密さになります)
でも、別に生きづらいとかは特になく、むしろ「初対面の人とはうまく話せない」と割り切ってからの方が全然、人生が楽しいです。
■自分を偽っていた頃
わたしは、20代後半からしばらくの間、飛び込み営業をしていました。その時、仕事であれば初対面の人とでもしっかり話せたので、「自分は人見知りをしない」と決めつけてしまったのです。人見知りをしないから、交流会も行けるし、いろんな人と会う場所でも大丈夫。知らない人が来る飲み会も平気。
でも、実はちっともそんなことはなくて、お客さんと話す「接客対人スキル」が少し上がっていたというだけの話で、プライベートな状態でのいわゆる「性格」は内向的なままだったのです。
休日や仕事後にもたくさんの人と会う生活をしばらく続けているうちに、すべてがFに 嫌になってしまったのです。
■健さん
関係ないけどわたしは高倉健さんが大好きです。
「不器用ですから」
という健さんの名台詞があります。最近では「自分、不器用なんで」とか少しずつ形を変えていますが、「不器用」という言葉のうしろに優しさや頑固さ、人が持つかわいらしさを備えるきっかけとなった名台詞だと思います。健さんは炭鉱夫をやっても居酒屋をやっても鉄道員やってもかっこよす。
健さんの映画を観ていて、作品は違えど、どこか不器用でまっすぐで、だけど男らしいまっすぐな生き方が貫かれていると思います。
ジェンダー論争においては徹頭徹尾「男女平等」のポジションを取るわたしですが、健さんを知ってほんの少し、頬がゆるみました。昭和の男のかっこよさみたいなものが、やっと理解できたんです。健さんになら守られたいです。
■自分、人見知りなんで
さておき、「自分は人見知りをしない」という決めつけを、ある時やめました。自己紹介をするときや、自分のことを語るときに、無理せず
「わたし、人見知りなんで」
と言うようになったのです。まあ実際初対面だとあんまり話せない(知ってる人とだけ話して、知らない人とはほとんど話さなかったりする)ので、行動と言動が一致してきました。
すると、初対面の印象がイマイチであっても、そのあと時間をかけて仲良くなれる人が何人かできてきました。そういう人は、
「初めて会ったとき、貫洞さん冷たかった」
「最初はなんも話さなかったよね!」
◼︎まとめ 接客スキルと対人スキルは別物!
接客業をしているから、営業をしているから、また役者をやっているから「社交的でなければならない」「人見知りをしてはならない」ということはありません。仕事は仕事、性格は性格で受け入れていいと思います。内気だけど舞台の上では別の人格になれる、素敵じゃないですか。
自分を追いつめず、また、人の性格を断定することなく、ゆるやかな人付き合いができたらええなと思とります。
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