こんにちは、かんどーです。
所用で福井まで行ってまいりました。行ったことありますか? 福井県。某人気ブロガーが住んでいる石川県の隣…というと伝わりやすいでしょうか。
実はわたしも、ここ数年はご縁あって何度か行っておりますが、それまで福井は完全ノーマークでした。旅行で行こう、とも特に思わなかったんですよね。
今回は、かなり弾丸で行ってきました。初日は9時に出発し、車で6時間かけて到着。着いてちょっとゆっくりして、みんなでご飯。一泊して翌日は少し観光して、夕方からまたちょっと動いてもう一泊、翌日はまた6時間かけて帰る…という感じでした。福井を満喫できたのは中一日って感じですね。
それでも、かなり満喫できたので旅ブログっぽく更新してみます。
福井と言えば東尋坊ですよね! 自殺の名所です。しかし同時に絶景スポットでもあるので、普通に観光ツアーの団体さんも来ますし、カップルでデートに来ていたりもします。一人旅の人もいたなー。駐車場からは、お店がたくさんある、観光地ならではの賑わいのある通りを通って海まで行きます。
人が多すぎないので、ふらっと行っても疲れないですよ。市内からもそれほど遠くないし。
もう少し進むと海が見えてきます。駐車場から東尋坊までもすぐなので、ぱぱっと観光できますよ。
おいしそうな海鮮焼きに心惹かれますが、まずは海を見たいのでいったん素通り。食べるのは帰りにします。いざ、絶景へ!!
ほんとに絶景なんですよ。ちょっとお見せしますね。
ここは撮影スポットのひとつで、東尋坊と書いてある岩をバックに、さらに絶景もバックにして写真が撮れます。
記念撮影が終わったら、東尋坊の地図(掲示してある)を見て、歩けそうな岩場を、行ける範囲で歩きましょう。
ここ、安全のための柵とか、そういうのが無いんです。足場の悪い崖を自分で歩いて、はるか下方にあるエメラルドグリーンの海を肉眼で見ることができます。打ち寄せては返す波を見ていると、だんだん深淵がこっちをみているような気がしてきます。わたしは何度か無意味に叫んでしまいました。本気で怖かったんですって。
だって、コレですよ。。肉眼でコレ。目の前崖。一歩前へ進んだらブログの更新止まるっていうかわたしの命止まる。本気で怖い。。なんで高いところって吸い寄せられるように下を覗いてしまうんだろうね。あの瞬間は、ただ地面を見て「高いから怖い」っていうんじゃなくて、心の中にあるすごく本能的な場所と会話している気がする。
お子様連れの方はあまり崖の方へ行かない方が良いです。あと、勢いで飛びおりてしまいそうな方もやめてください。深淵がこっち見てますから。
生きて戻った方には素敵なごほうびがあります。東尋坊へ来たら、海鮮食べて帰りましょう! お店がたくさんあるので迷うと思いますが、いいにおいがしたら入る…くらいの感じでいいと思います。わたしは生ウニと焼きイカが食べたかったので、生け簀のあるお店で食べました。「やまに水産」っていうお店です。赤い制服のお兄さんたちが元気に呼び込みしているから、ふらっと入りやすい。
定食がお得なんだけど、この日は宿の朝食を食べていたのと、この後別のものを食べに行く予定があったので、単品で頼みました。
ミョウバンのくさみがなくて、ふっくら、しっかりした身のウニ。甘エビと一緒に出てきて、想像以上の満足度でした。
ウニを食べおえたころ、焼きイカが出てきました。
イカが、たぶん想像している20倍くらい美味しいです。口の中で、シャッキリと身が噛み切れるんですよ。これ絶対生で食べても美味しいイカ。
それを炭火でジュッと焼いて、海鮮の味を邪魔しないしょうゆで薄めに味付けしてあります。このままパクパク、一匹すぐいけちゃいます。七味マヨネーズが付いているので、これをつけてちょっと味変わりさせてもいいです。
季節によってはカニなんですけど、春はカニのシーズンではないです。今回は頼みませんでした。ただ、通年通してカニは置いてあります。定食を頼むと、カニの足がついたセットが2千円くらいからあるので、そちらで楽しむのも良いかもしれません。越前がにを食べた…というのは満足度高い。
そんな感じで東尋坊にさようなら。
そして、しばし散策。まだまだ撮り慣れていないミラーレス一眼カメラをぶら下げて、花や道や川などを撮影しつつ移動しました。この日はお昼にどうしても食べたかったものがあったので、そのお店を目的地として移動しました。
※今回載せている写真はスマホと、オリンパスのTG-4で撮りました。こちらが使い慣れているのと、人に撮ってもらうときにはスマホが頼みやすいという理由からです
OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS TG-4 Tough ブラック 1600万画素CMOS F2.0 15m 防水 100kgf耐荷重 GPS+電子コンパス&内蔵Wi-Fi TG-4 BLK
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この日のお昼は、福井と言えばー?
ソースカツ丼!!
「ヨーロッパ軒」という、ソースカツ丼元祖のお店で食べてきました。わたしが行ったのは総本店でしたが、あとで地元の方に聞いたら、ヨーロッパ軒はたくさんあって、それぞれのお店で味が違うとのこと!(同じ系列でも、カツの大きさや味が違うのだそう)
今回は福井市内にある、ヨーロッパ軒総本店のソースカツ丼です! こんなお店。
入ってすぐ、二階へ案内してもらいました。一階はすでに満席。やはり人気です。お昼の時間から少しずらしたので、ちょうどよく入れたみたい。
通常の「カツ丼」を頼むとカツ3枚にご飯普通盛りなのですが、わたしは「レディースセット」にしました。これはカツ2枚にご飯小盛り、サラダとお味噌汁が付いて、値段は「カツ丼」とほぼ同じ。迷わずこれです。
待っているあいだ、店内にあるマンガを読んでいました。ちょうど、グルメマンガで「ソースカツ丼の発祥」エピソードが載っているマンガがあったので、それを読んでいると、ちょうど読み終えた頃カツ丼が来ました。
憧れの、ソースカツ丼!!
普通のカツにソースをかけたのとは全然違います。きめ細かな衣でおもいきりサクサクに揚げたカツを、これでもかとウスターソースに浸した状態でご飯に乗せてある感じ。ご飯には、吉野家の牛丼のつゆがしみている程度に、ソースがしみています。ソースの味が濃すぎないから、この感じでも味が濃すぎないんです。
ちょっとご飯の感じも見てください。
薄めのカツですが、揚げたてのソースカツ丼は…
最高。
食べるべき。
もう、これを食べるために福井に行っていいレベル。やわらかな豚肉はくさみなんてなくて、いい意味で衣とソースに気持ちを集中させてくれます。衣は全然脂っこくなくて、サクサクと気軽に、お菓子を食べているような幸せさで食べ進めさせてくれます。
カラっと揚がったカツに、超絶美味しいウスターソースがじゅわっと絡んでいると、もはや普通のカツ丼が恋しくならないです。カツ丼はソースカツ丼でいい、いや、すべてのカツ丼はソースカツ丼であるべきだ…。酸味のあるウスターソースの香りが鼻腔を通り抜け、カツをほおばっていると何もかもどうでもよくなりました。
そしてこのカツを食べていると、ソースの絡んだ白いご飯がすすむすすむ…。
超絶におなかをすかせていって、大盛食べたいって思いました。前日の夜から抜いていくレベルでおなかすかせて。海鮮は美味しかったけど、完全な空腹で行かなかった自分を呪いました。宿の朝食は、もったいないけど抜くべきだったか…等いろいろ考えさせられました。(超空腹でおいしいものを食べたときの快楽は格別ですからね)
…今からでも、もう一回食べたいです(泣)
さて、今回の寄り道は、食事時間含め、3時間ほど(!)でしたが、とても充実していました。
旅行で行くなら、中2日取ってゆっくりしたいですね。あと、宿は指定できるならビジネスホテルの素泊まりプランで、外食を思いっきり楽しむのが楽しいかも。ランチで超満腹になったら、夕飯は軽めに焼き鳥や8番ラーメン(北陸中心に展開しているチェーン店、関東には無い。なぜかタイにはある)なんて楽しいかも!?
そんな一人旅も素敵かも知れない。
家族で行くなら、ちょっと贅沢して、食事が美味しい旅館も素敵。一度だけ旅館泊まってみましたが、温泉宿ならではの情緒がありました。繁華街もありますよ。
「何もない」場所なんてないです。行ったら楽しい場所ばっかりで、ほんとに期待以上ということが多い。福井は、海鮮とソースカツ丼がヒットすぎて、オススメせずにはいられなくて記事を書きました。
※まめちしき※
ヨーロッパ軒以外にもソースカツ丼はあります。ただ、ほかのお店で食べるソースカツ丼と、ヨーロッパ軒のソースカツ丼は「別物」です。参考までに、帰りのPAで食べたソースカツ丼の写真も載せておきますね。
どん!
これは、家庭用のに近いあのウスターソースで、普通の厚切りトンカツをご飯にのせて、ソースで食べるソースカツ丼です。もちろんこれも美味しいですよ! そして、このウスターソースだと千切りキャベツがよく合うんです。ウスターソースの味が濃いので、キャベツの甘さでバランスがちょうどよくなるんです。ヨーロッパ軒のソースカツ丼のソースは、キャベツなしで美味しいバランス。
このソースカツ丼も魅了的なのですが「うわっ!」という驚きを体感してほしいので、最初のソースカツ丼はぜひヨーロッパ軒で! あれを一度食べているのといないのでは、ソースカツ丼に対する価値観が変わると思います。最終的にどんなソースカツ丼が好きだったとしても、基準として食べておきたい。
地元の人いわく…
「ヨーロッパ軒のソースカツ丼食わせて、まずいっていう人いないからね(笑)」
納得ですわ。
福井には温泉もあるし、美味しいものもあるし、人が多すぎない観光スポットもある。ビジネスホテルに泊まって、日帰り温泉してグルメ旅もいいし、車で行って、福井と金沢の両方を観光してもいい。東京から行くなら、長野でちょっと寄り道して、道の駅で虫の佃煮を買いに立ち寄ることもできますよ!
所用で行った福井が楽しすぎた(美味しすぎた!?)…というお話でした。
それじゃあ、また明日!
☆今日の過去記事☆