こんにちは、かんどーです。
仕事でもプライベートでも、つらいときってありますよね。どうしようもなくつらくて、誰かに聞いてもらいたい…そんな夜があるはず。
だけど、世の中は結構「弱音」に厳しいです。「弱っている時だけ頼ってくる!」と腹を立てる人がいたり、「つらいなら最初からやらなきゃいいでしょ!」と切り捨てにかかってくる人って多いんです。それは、その人がきちんとやるべきことをやっていて、弱音を吐かない人だから。ただそれだけなんです。
そういう人にも、今自分がつらいことをわかってもらいたい…そんなとき、伝え方を工夫すると良いです。
ミスに対して人は意外と寛容?
ミスをしたとき、意外と周りが優しかったことってありませんか? 実は人って、ミスに対しては寛容であることが多いです。同じ遅刻でも、
ミス度高「電車を乗り間違えてしまって…ごめんなさい」
ミス度中「携帯のアラームをうっかりサイレントにしてしまって…ごめんなさい」
ミス度低「昨日夜更かししてたら起きられなくて…ごめんなさい」
結果は同じ遅刻なのに、ミス度が高いほど、なぜか許されてしまうことがあります。許されてしまう光景を何度も見ています。もちろん、どんな理由でも結果を重視する場所であれば、遅刻など許されません。しかし、研修中の新人や学生アルバイトの場合、上記3つの遅刻、どれが許せるか考えてみてほしいのです。
この心理状況を、そのまま「弱音を吐きたいとき」に置き換えてみましょう。
たとえば、仕事を抱え込みすぎてしまってつらくなってしまった。残業も多いし給料も安いし、やめてしまいたい…と思っているとき。このまま友人に相談すると、
「やれると思って引き受けてはみたけど、やっぱり仕事量が多くて…。毎日22時まで残業しているの。残業代は出るけど、それでも疲れに見合う金額ではないし、もうやめてしまいたくて…」
こんな風になります。優しい人なら聞き流してくれるかもしれませんが、大概の人はこんなふうに思います。
「自分で引き受けた仕事なら最後までやりなさいよ」
「自分の業務量を読み違えて自滅? 仕事ができないのね」
「忙しい時こそスキルアップのチャンスなのに、辞めたいとか弱い人ね」
結構冷たい目で見られてしまう可能性が高いです。悩み相談どころではない雰囲気になるかもしれません。
さて、同じ状況でも、こんな風に伝えたらどうでしょう?
「うっかり、ダブルブッキングしてしまって、いつもの二倍の仕事をすることになってしまったの。なんとか終わるのが夜の22時。この間なんて帰りの電車で寝過ごしてしまって、帰宅したのは夜中の1時近くで…(苦笑)歳なのかなあ、最近体がいうこと聞いてくれなくて」
きっとこんな返答が返ってきます。
「あー、やっちゃったねー、私もあるある!」
「体、大丈夫なのぉ? 無理しすぎちゃダメよ」
これ、軽いテクニックです。愚痴は言わずに、状況をサラッと伝える。それにより、今自分は大変な状態であることに対する理解と、一旦受容してもらえるメリットがあります。これだけ伝えておけば、しばらく連絡、レスポンスが遅くても大目に見てもらえそうですよね。
人間関係も、テクニックってあると思います。わたしは元来、愚痴も言いたい方なのですが、起業してしばらく経った頃から、愚痴を言うと怒られる、嫌われると気づいたので、意図的に自分を変えました。
愚痴を言わず、自分の中でむりに消化することも、大分できるようになってきました。ただ、状況報告はしておいた方が、ぶっちゃけ生きやすい。だから、少し言いかえるんです。ミスや状況報告のように淡々と伝えるんです。人との摩擦は随分減りました。寂しいけど、うまくやっていくってこういうことなんだと割り切っています。本当の気持ちは、世界で一人理解してくれればそれで良いんです。
これからもたまに、こういう人間関係テクニックを紹介していきますね。
それじゃあ、また明日!