接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

牛丼を食べたらうんこがしたくなった話

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こんにちは、かんどーです。

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わたしは小食なほうだと思います。胃を壊してしまってから、あまり量が食べられません。


そんなわたしですが、吉野家では必ず並を完食します。卵つきで。

最近吉野屋には、コモサラセットと言って、牛丼の小盛(コモリ)とサラダのセットがあるんです。本来わたしのおなかには、そっちがちょうどいい。だけどなんだろう、西村賢太の小説を読んだ帰り道に、コモサラセットなんて頼みたくないんだ。「並、卵」とぶっきらぼうに言い放って、一呼吸つかないうちに運ばれてくる牛丼を、まっすぐにかきこみたいんだよ。


わたしのからだは定期的に牛丼を欲する。これはわたしのからだが、まだ元気でいたがってる、若い状態でいたがっているんだと理解してる。


牛丼は、慣れ親しんだ人をやさしく迎え入れるあたたかい食べ物だと思う。疲れたからだに669キロカロリーを流し込んでくれる。卵を加えれば栄養価はかなりのもの。もちろん野菜が足りていないので、ほかの食事で補わないといけないけれど。

ただ、ご飯って栄養素だけでは計れないんだよね。食べて元気になるものを食べないと、ほんとに元気にはならない。わたしはからだが疲れたときにはパスタが食べたくなって、心が疲れたときには牛丼が食べたくなる。


きのう、牛丼をかきこんでお店をでたとき、雨上がりの風に抱かれているような気持ちになった。何者をもうらまないやさしい気持ちっていうのかな。生きている幸せみたいなのを感じた。

わたしは生きなきゃって思った。

そして、ぐっすり眠って走って仕事して、また旅をしようって素直に思えた。夜風が肩先から足元までざーっとなでていく。足取りの重くなりがちな連勤明けの帰り道だったけど、なんだか気持ちが前を向いた。

 

 

うんこがしたくなった。



ああ、生きてるなあ。わたし、生きてるよ。



明日は、わたしが生まれて初めて牛丼を食べたときの話をしようと思う。工場の彼氏の話が混ざるよ。


それじゃあ、また明日!