接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

吹奏楽部の思い出

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こんにちは、かんどーです。


わたしは中学の2年~3年の間、吹奏楽部に所属していました。パートはパーカッションでした。この2年間も、平坦なものではありませんでしたが(給食の時間にいじめられたり…)部活の間はふしぎなもので、いじめられませんでした。


そこそこにキツイ吹奏楽部(夏休み返上でコンクール狙い)だったのが良かったのかもしれません。わたしはパーカッションは初めてでしたが、ピアノを習っており、絶対音感があったので、とりあえずマリンバとビブラフォンという、いわゆる「木琴、鉄琴」はカンペキにたたくことができました。リズム感より音感があるわたしは、2年生の間にマリンバを任せられました。先輩はスネアドラムやドラムセットを担当していました。


2年生の頃はたくさんの曲をマリンバパートとしてたたいてきました。(向上心ってすごいもんで、誰に教えられたわけでもないのに勝手に両手に二本ずつスティックもって叩く技法まで学びました)

やがて、先輩が卒業してわたしが3年生になったとき、パーカッションメンバー内で相談して、わたしがスネアドラムやドラムセットなどの、いわゆる「リズムもの」をメインでたたくようになりました。


パーカッションには一人、すごくやる気のある女の子がいて、彼女はティンパニという音階のある太鼓が大好きだったようで、これに固定。いわゆる「太鼓」はわたしになりました。



こうして、わたしの中学最後の吹奏楽コンクールが始まりました。わたしはスネアドラムとして中学最後の夏を迎えました。

課題曲は、「エル・カミーノ・レアル」という曲でした。当時は「闘牛の曲」というイメージで勝手に演奏していましたが、調べてみたら「王の道」というタイトルだったらしいです;

フラメンコっぽい曲で、けっこうノリノリ。スネアドラムのソロもあるよ。

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こういう曲だとパーカッションは一気に燃えます。楽器決めの段階で、正直わたしも、タンバリンとカスタネットのほうが楽しそうで(この2つはかけもちできる)、特にタンバリンのロール(タンバリンの皮に指を押し付けて、ダラララーっと連続する大きな音を響かせる技法)も楽しいものだったし、カスタネットを両手でカチカチならすのも楽しかった。でもそれらはすべて骨のある後輩にお任せ。結構難しいマリンバも、後輩にお任せ。これは難しかっただろうに、見事に演奏しきりました。クラリネットの旋律をそのままユニゾンでたたくところが面白いけど、難しい。


毎日音楽を追求するのって、すごく楽しい。スネアドラムは、ずっと同じリズムを刻み続ける絶対的存在で、だけど流れるように「歌う」意識を持っていた。皮の張り具合いによる音階、音の色を曲にあわせてきっちりチューニングした。



少し食い気味に曲に張り付いて引っ張ろうとするときもあれば、曲の流れに乗って軽く軽く叩いている瞬間もあって。それを毎日の練習の中で常に最適化していく絶え間ない音楽の世界。



練習はきつかったけど、なんだかんだで楽しかった、吹奏楽部の思い出なのでした。