こんにちは、かんどーです。
今日は小さな「へー」をお届けします。わたしが海外旅行しているときについている、小さなウソです。
海外(主に東南アジア)で一人旅をしていると、必ず現地のタクシーその他たくさんの人が集まってきます。彼らの目的は単純に客としてわたしを見ている場合もあれば、騙してやろうと狙っているときもあります。
そんな彼らをすり抜け、流しのタクシーに乗ったとしても、まだ安全とは言えません。彼らはわたしが一人で車に乗り込むと、必ずこう聞いてきます。
「一人か?」
英語の場合もあれば、指を一本立てて現地語で聞いてくることもあります。つい「そうなの! わたし一人旅しているの!」
と言いたくなるところですが、わたしはここで必ずウソをつきます。
「いいえ、わたしは学生時代からの友達の家にステイしています。友達は家族と〇〇に住んでいます(現地の人が住んでいてもおかしくない場所を言う)。夕食は友達と食べます」
現地の友達がいる、だけど今はたまたま一人で行動している、と答えます。これだけで、危ない目にあう確率は格段に下がると思います。(思います、というのは過去に自分がこう言ったことによって、変な場所へ連れていかれたりしなかったからです)
また、夜市や屋台で夕食を食べているときに話しかけられることもあります。やはり
「一人か?」
と聞かれます。どう見ても一人なので、ここは逃れられなさそうですが、ここも無理やり切り抜けます。わたしは海外では、18時頃夕食を食べるので、
「友達と夕食の約束をしているが、時間が遅いので、おやつを食べている」
と答えます。21時に友達と〇〇で会う、とシレッと嘘を言って、あとはしらんぷりです。
…声をかけてきた人の中には、本当に善意で、旅人が退屈しないように話しかけてくれた人もいたかもしれません。でも、万一の危険を考えて、誰のことも信用しないスタンスを取っています。
旅は人とのふれあいが楽しい、という人がいます。確かに、異国の地で見知らぬ外国人と仲良くなるなんて、なかなかできない体験です。わたしだって、本当はそうしたい。でも、海外旅行初心者がいきなり旅先で異国の人に心を開くのは、とても怖いことです。何かあっても誰も助けてくれません。
だって、まだ一言も会話を交わす前ならば、無視しても大丈夫だけど、世間話付き合ってもらったあとで、「今からちょっとだけ○○を見に行かないか?」と切り出されたら、断りにくいですよー…めっちゃ断りにくい。凶悪事件のほとんどは、そういう「善意を装った接近」が序章にある場合が多いのです。
「騙される方が悪い」とは言いませんが、それでもニュースを見ていると思います。親切そうに近づいてからの犯行。無料ガイドを装っての犯行。悪魔はみな最初は優しいのです。
これらの報道から学べることは、脇をしめて、知らない外国人をふところに入れないこと。
楽しい海外へまた出かけるためにも、安全に帰国することが第一なのです。
海外の友達がほしければ、そうやって安全な旅を繰り返していけば、自然に「安全な外国人」との出会いが生まれます。現地ツアーに参加して知り合った女性二人組とご飯を食べるとか、日本の知り合いが紹介してくれた現地人と待ち合わせして会う、などです。(安全を保障できるくらい仲の良い人からの紹介に限ります)
海外へ行って、たとえ誰かと一緒であっても、声をかけてきた外国人についていくことはしないでください。声をかけてくる人は危ないです。
どうしても海外で誰かと話したければ、自分から話しかけてください。女性であれば、子連れのお母さんや、女性二人組などに話しかけてみてください。カフェで勉強している学生さんなどもおすすめです。(勉強の邪魔はしないように…)
ちょっと窮屈かもしれませんが、
・一人旅だと言わないこと
・「友達と待ち合わせだ」と常にウソをつくこと
・どうしても話がしたければ、自分から安全な人を選んで声をかけること
これを守って行動していれば、危ない目に遭う確率はぐっと下がります。
以上、わたしが実践して効果があった「海外旅行で怖い目に遭わないためのウソ」をご紹介しました。
それじゃあ、また明日!
☆今日の過去記事☆
実はわたしのブログで一番検索されている記事。地味だけど全部現地で体験した話なんです。
やっぱり検索されることの多い記事。「フィンランド サウナ」で検索してきてくれるみたい。ホテル内のサウナだから安全だったよー。
たまーーに読まれている記事。タイ一人旅で現地のエアロビクスに毎日せっせと参加した話。またタイに行ったら必ずここへ行く予定!