今週のお題「ちょっとコワい話」
今日はお題の記事を書きます。怖いというより「不思議な話」かもしれない。
パワーストーンの話
わたしは一時期、ものすごくパワーストーンに凝っていました。休日どこかへ出かけたら、パワーストーンの店をのぞくくらい好きでした。石は通販などでなく、実店舗で手で触れて購入することがほとんどでした。
子どものころから「水晶」には強く心惹かれて、自宅に占い師が置くような水晶玉を置いてきたのですが、大人になってからわたしが惹かれたのは「スギライト」という石です。
原石はこんな感じなのですが。
石をブレスレットに加工するとこのような美しい色になります。一粒一粒色が違っており、目を奪われます。
これは今わたしが所有しているスギライトです。
このブレスレットは、最近やっと手に入れたものです。スギライトは少々珍しい石で、どのショップにも置いてはあるのですが、値段がべらぼうに高いのです。石の粒が大きなものだと、このくらいのブレスレットで30万くらいするものも。
しかし、先日運よくセール対象になっている(笑)スギライトを発見し、その場で調整もしてもらって持ち帰ることができました。
この石は、とても強い浄化の力を持っています。
持ち主の心をおだやかに保ち、ストレスや心の傷を癒し、邪気から守ってくれるのです。実際この石を手に入れてから、心霊現象が少し減った気がします。石の持っている力がとても強いので、合わないと感じる方もいるようです。
ここから不思議な話。
さて、わたしは今から9年ほど前、やはりスギライトのブレスレットをつけていました。購入してから3年ほど、ずっとつけていました。その頃わたしはどうしようもない男と付き合っており、どうやって縁を切ったものか、毎日毎日悩んでいました。(わたしの電子書籍読んでくれた人だけに分かるように書くと、カレーの食べ方が汚かった男の人です)
わたしの家に、家賃も入れずに居座るし、別れたいのに出て行ってくれない。もうわたしの気持ちはそこにないのに。わたしはフルタイムで働いていてむこうは短時間バイトなのに、パチンコ行ってばかりでごはんも作らない。疲れて帰宅したわたしに食事を作れとか言う。無理。そこでわたしが折れることがなかったので、毎日喧嘩でした。その時間が超無駄だと思っていて、とにかく出て行ってほしかった。
そんな日が数日続いたころ。
急にそのどうしようもない男が「悪かったな、出ていくよ」と言っていなくなってくれたのです。その日の夜はとてもよく眠れたことを覚えています。
その翌日。仕事で営業に出ている途中、横断歩道を渡っているときに、スギライトのブレスレットが音もなく切れ、紫色の石が道中に散らばりました。うそみたいに放物線を描いて、八方に飛び散ったのです。
大切なブレスレットだったから、わたしは信号が青になるたびにスギライトの石を集めて回りました。ほとんど回収できたとき、はっと気づきました。
(スギライトが、役目を終えたんじゃないだろうか…)
スギライトはわたしの悪縁を切って、それで役目を終えてブレスレットの形をなさなくなった…そう考えたのです。わたしは集めた石を、石が気持ちよく眠れる場所にもっていって埋めました。再度ブレスレットにしてつけるよりその方が良い気がしたから。
まとめ
相性の良い石は、持ち主を守ってくれるよ…というお話でした。パワーストーンは見極め方があって、直感で「これ!」と思えたものや、つけてみて良い力を感じるものがいいです。(重い感じやネガティブなイメージが浮かぶものは合ってないです)
オーリングテストと言って、石を手にのせて親指と人差し指でOの字を作り、その指同士がしっかりくっついているかどうかを第三者に引っ張ってもらう…というちょっと不思議な見極め方もあります。わたしはオーリングテストをしてもらったことはありますが、スギライトについては自分の直感だけで買っています。
通販でも良い石は良いし、手元に来て「違うな」と思ったら壁にチョンとかけてお部屋を守ってもらえばいい。石も生きていると思って接すれば間違えることはなさそうです。
それじゃあ、また明日!
※文中に登場したエピソードを深く掘り下げたお話は、この電子書籍に書きました。