接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

私がセブで働く理由

スポンサードリンク



今日は私に対してネガティブな感情を持っている人に向けて書く。

私のブログを読んで直接コメントせず、とある場所に悪口を書いている人たちがいる。彼らは私に対して「とにかく男好きで男が最優先である」という先入観を持っている。そしてなぜか、私がセブの仕事を始めた経緯を事細かに記憶している。

ことわっておくと、私はセブで起こった出来事の四分の一くらいしか記事にしていない。たとえばものすごくショックな出来事があっても、その帰り道にいた猫の写真を貼って「セブのごはんにあきちゃった」とか書いている。そんなにすべてブログに書くことなんてできないのだ。

ただし、記録として残したい気持ちがあるので、節目節目の出来事は全て書き残している。それが嬉しいことでも、つらいことでも。

たとえばこのあたり。

もう、体が悲鳴あげてたんですよね。新メニュー出してすぐだから、営業時間中もすごく忙しかったし、仕込みもいつもの倍時間がかかっていた。朝11時~夜中の1時半までずっと仕事してたんですよね。そんな営業をやっと終えた月曜日に爆睡しましたという話。

赤ちゃんの時を除くと、人生で一番本気で眠った日だと思います。忘れない。 

 

www.kandosaori.com

 

そしてこちらは、新メニューもちょっとウケたし大きなブースに移りたいと思っていて、紆余曲折ありながらも大型ブースに移れた話。 

 

www.kandosaori.com

 

新メニューを出したことはすごくいいことだけど、大型ブースに移ったことは正直、正解なのか間違いだったのかわからない。家賃が倍になるので、売上も最低でも1.7倍くらいにはしないといけない。そうしないと採算が取れなくなるんです。

しかも雨の日には客足が途絶えて、売上は平常時の半分以下に落ちます。そうなったときに大型ブースを維持するだけの体力(資金)を維持できるか。正直考えれば考えるほど、正解がわかりません。(迷ったら行っとけ! という気持ちだけで移りました)


私に必要なのはブレーキなんです。

だから本当は、誰かにずっと見ててもらって、必要なときにブレーキ踏んでほしいんです。この大型ブースへの移動の時は、韓国人のジャンさんがブレーキを踏んでくれました。「雨の日も、調子が悪い時も、家賃は必ず払わなきゃならない。一度移ったらもう今の場所へは戻れないよ。よく考えて」と。

真剣なまなざしで、私を止めるでもなく諭すでもなく、ただキュッとブレーキを軽く踏んでくれたんです。


正直、今のスタッフがいなかったら思いとどまっていました。大型ブースに移ったらスタッフが喜ぶだろう、広いところで思いっきり調理過程を見てもらえるだろう、新しいユニフォームが映えるだろう、新メニューがもう一つ出せるだろう……そんなふうに前向きに考えて移ったんです。


これだけでなく、毎日が考えること、自分の中にない「ブレーキ」の機能を必死で働かせようとする意識で精いっぱいです。私の選択はいつも危なっかしい。近くで見ていたらヒヤヒヤすると思います。

いつも「私、ぜったい早死にするよなあ」と思っています。セブの裏道、観光地でない曲がりくねった信号のない道を、ヘルメットもかぶらずにバイクの後ろに乗って重い荷物を運んでいる時。バイクががたんごとんと段差を乗り越えたり、ギリギリですり抜けた時。そして街を歩く人のひざから下がなくて、つえをついているのを見た時。きっとひざから下が無い人は、バイクの事故だと思う。ちょうどぶつかるもんね。。


目の前で人の体がふっとぶような交通事故も二回見ている。ガツンと車同士がぶつかるのも何回も見ている。車の形をしたタクシーに乗った方が安全だとわかっているけど、車型のタクシーは初乗り料金がかかるから、バイクタクシーの安さを取ってしまう。(週に3回は乗るのでこの差は大きい、あと渋滞をすり抜けるから速い)

いつも怖いし、いつ死んでもおかしくないよなあって思いながら生きている。


フィリピンでは、日本で一時間働いたらもらえるくらいの金額のために8時間とか10時間とか、人が働く。給与を比較したら日本の十分の一くらいだと思う。だけど物価はそこまで違わない。せいぜい三分の一くらい。

フィリピンには「一人暮らし」という文化がない。みんな誰かと一緒に住んでいる。家族と一緒だったり、友達同士でルームシェアをして暮らしている。それがスタンダードで、日本人が一人暮らしをすることを不思議そうに見る。(わざわざ二人分、三人分の料金を払ってホテルに泊まっているように見えているんだと思う)

実際、ホテルに泊まるときも、日本人は一人や二人で一部屋を使うけれど、外国人グループだと、一部屋に入れる限り入って少しでも部屋代を安くしようとがんばっている。私は一人だとドミトリーに泊まることはするけれど、誰かと同じ部屋で閉め切って……というのはどうしても抵抗がある。



長くなってしまったけれど(誰もついてきてない気がするw)、現地にいると書けないこともあります。

 

それでも書けることを発信していくから、これがすべてだと思わないで。あと変な行間の読み方しないで。行動もしない人が私に石を投げることは勝手だけど、その石届かないからね。

猫の写真でなごませておわるw

f:id:keisolutions:20180913013719j:image