虫が食べたい。
金曜に初のライブもやったし、屋台は順調だし、日本の会社も運行中。それでも、虫が食べたい。
少し焦げた唐揚げは虫を思い出させる。音楽家との食事に虫の話題を持ち込みたくなかったので虫のことは言わなかった。音楽家は焦げていることには触れなかった。美味しいと食べてくれた。その優しさが痛い。
明日またセブに旅立つ。夕飯はセブのカレンデリア(大衆食堂)で食べることになりそうだ。明日のブログは「久々のセブ飯!」とかそういうものになるだろう。そして明日は久しぶりに戻った部屋の掃除と、自宅の家賃支払い、そして屋台の買い出しに行って終わりそうだ。近所の猫や犬に久しぶりに自分の手でごはんをあげたい。
そういう毎日の中、やっぱり虫が食べたいのである。
「虫が食べたいんです」
というアホな記事を書いてタイ旅行し、その後日本で「虫オフ会(たぶん絶対死語)」を開催して名実ともに撃沈したわたしであるが、虫に罪はない。わたしは虫が好きだ。虫を食べることが好きだ。でも日本では自宅で虫を調理することはない。音楽家は音の専門家だからコオロギかスズムシくらい食べたらどうだ? とも思うが、生理的に無理っぽいので強要はしないでおこうと思う。はしごたんにみすみす機会を与えるつもりはないのであるw(はしごたん、まいこーさん好きでしょ? あげないよー!)
そういうことで、明日からはまたしばらく、セブ生活がんばります。
セブには昆虫食は無いので、カンボジアかタイかラオスに行くしかない。手近なところで食べるなら高田馬場だけれど。
もう虫の声も聞こえない。虫を食べたいという仲間もみんないなくなった。だけどわたしはこうしてまだ書いている。虫の息で、今日もブログを更新しているのである。