この話をするかどうか、かなり迷った。
20年前、原宿、竹下通りの入口にあるパスタ屋さんがアルバイトを募集していて、わたしはオシャレなお店で働きたくて応募した。
指定の時間に入口まで行くと、わたしの前にも何人も面接しているようだった。
わたしの番になり、店長らしきおじさんの前に座ると開口一番おじさんはこう言った。
「僕は面接5秒で終わらせるんですよ。採用な不採用か、5秒でわかるんです。合格の方へは電話をします(渡した履歴書を見もせずに机の端に押しやる)」
当然、電話などかかってこなかった。
あのおじさんはまだ生きているだろうか。
わたしは今、ものすごく気をつけていることがある。それは、どんな応募者にも必ず何かしらの能力が備わっていることを信じて面接をすることだ。
1時間でも2時間でも話す。
そして、会社を作っていくのだ。
反面教師のことを思い出し、夜中なのに号泣してしまった。若い頃のわたしはほんとうに良い人と出会え無かった。
これからは、自分で、関わる人を選んで、楽しい人生にしていくつもりだ。あんなおじさんはわたしの人生にいらない。
嫌なことを思い出してしまった。
生理前はこんなもんです。何も無くても号泣です。
それじゃあ、また明日!