接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

学校にロボット業者が来た時の話

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今日の記事は、リアルタイム更新です。


私は2年前、臨時採用で、小学校教員として働いていました。臨時といえどもフルタイム勤務で、待遇は悪くありませんでした。担任を持たない「英語専科」としての勤務だったので残業もそこまで多くなく、また自宅から近い小学校だったので徒歩で通勤していました。生活は充実していました。


その頃、英語教育に役立つロボットを開発した()という業者が、小学校に売り込みに来ていました。校長、副校長が対応にあたり、「予算があれば買ってもいいかな……」的なやわらかい雰囲気でした。


私も同席して話を聞くように言われていましたが、別の業務があり遅れて校長室へ。そこには見るからにポンコツなロボットがへんな動きをしていました。


担任を持っている先生が、「ハロー」とか話しかけています。

ロボット「……」
先生「ハロー、ハロー」
ロボット「……」

業者「ハハハ、今日は機嫌が悪いですねぇ」
校長「ハハハ」


要は未完成の品物だということがよくわかりました。アレクサ以下。これならアレクサを導入して英語で検索でもさせたほうが数億倍マシだと思いました。

校長は私に質問してきました。

校長「これがあったら授業の手助けになると思うよね?」
私「……特に手助けになりそうな場面が思いつきません」

校長「……業者の方に何か質問があれば、ぜひして欲しいんだけど」

私「これいくらですか?」
業者「(手元の資料を見る)……〇〇万円を予定しており……ます」

私「高額ですが、これが現在の最新型ですか? ああそうですか、ではさらに新しいモデルが発売された際、これを引き取って新しいモデルに取り換えてくれるサービスとかはありますか? なければもう少し後継の機種を買った方が良いように思えますね。あと壊れた際の保証やその間の代替機の貸し出しについて教えてください」

業者「壊れ……た時は……どうなるんでしょうね……」
私「校長先生、やめておきましょう」
校長「まあまあ……(汗)」


こんな感じのやり取りがありました。


そもそも値段をバシっと即答できない時点で、代理店が営業しているのが丸わかりでした。そして、この手の機種は新しく出たものの方が優秀に決まっていますから、リースのような形で貸し出しをして、最新機種が出たら常に最新の機種を貸し出すことにするのが良心的だと思います。それもない。そして故障した際の対応を何も知らない。


学校だからと舐めて営業に来ていたようですが、あまりにひどくてびっくりしました。私が営業の仕事をしていたときは、こんな簡単な質問は当然答えていましたし、むしろこういう質問が来た時こそ契約に結び付けるチャンスなのだと、顧客が求めるであろう答えを常に用意して営業にのぞんでいました。


営業マンのレベルが下がったのでしょうか……?

この営業がダメなだけ……?


そろそろ時効かなと思いますのでこのエピソードを書きました。ロボットは私が勤務している間は契約しなかったので、たいへん良かったと思っています。


しかし、この小学校、いろんな業務にかかわらせてくれて結構楽しかったんですよね。指導していたのが英語1科目だったのも良くて、授業準備が間に合わないということもありませんでした。

いろんな意味で楽しかった小学校でしたね。


唯一できなかった仕事は、給食の配膳でした()

ごはんにかけなくていい煮物をごはんにかけちゃったり、盛るお皿を間違えたりしました。ちゃんと献立表に書いてあるのに、どうしても見誤ってしまうのです。。給食担当の方に怒られた回数はたぶん学校内で私が一番多いでしょう。。


「どうして〇〇先生(私の名前)は、配膳がうまくいかないんでしょうね……」

と言われていたのも知っています。。。代講といって、不在の先生の代わりに授業に入って自習の見守りをしたり、給食を一緒に食べたりもしたのですが、給食の代講だけは「私に頼むと何かが起こる」みたいな感じでした。。まあ人がいないので私が行くんですけど。。


慣れてくると、給食のときに隣のクラスの先生が顔を出してくれて「あっ、これ違う、深いお皿にこれを入れて、このおかずが浅いお皿ね」と教えてくださいました。すっっっっっごく助かりました!!! 


テストの採点だとか、授業自体はふつうにやってました。特にそこに関して問題になったことはありません。本当に、給食の配膳だけが大問題でした。


それじゃあ、また明日!!