こんにちは。実はお水を飲むのが苦手な私です。
今ダイエットしているので、とにかくお水を飲まなきゃ……と家では水道水を飲み（田舎なので水道水がミネラルウォーター代わりになります）、外ではペットボトルのお水を買って飲んでいます。
よく選ぶのは「硬水」といわれる、いわゆるダイエット向きのお水です。ミネラル分が多く含まれているので選んでいるのですが……どうにも飲みにくい。。
コントレックスは味があまり好きではなく、エビアンでギリ飲めます。最近は常温のエビアンを持ち歩いていることが多いです。
そんな私ですが、、、実は、好きなお水があります！！
これです！ フィジーウォーター！！
このお水、500mlで200えんもしやがる。。コンビニ価格とはいえ、明らかに高い。。
しかし、私はこのお水には思い入れがあるのです。
それは、ニューヨークに行った時のことです。
とても寒い夜に私はニューヨークの空港に降り立ち、空港からバスで市街地まで出て、まだ走っていたメトロに乗ってその日のホテルに向かいました。ホテルに着いたときはすでに長時間のフライトで疲労困憊。夕食は近くのピザスタンドかスーパーで済ませよう……と思っていました。
まず向かったのがスーパー。そこには多めにパックされたカットフルーツや、あたためるだけで食べられる大きなハンバーグなど、魅力的なものがたくさん並んでいました。私はその中から、チキンも入ったサラダか何かを選んでカゴに入れ、フルーツも何か買いました。
そして飲み物……その時、このフィジーウォーターが、1.5リットルサイズで2ドルで売られていたのです！！！
安っ……！！
そう思った私はすぐに2本カゴに入れてホテルに戻りました。
真冬のホテルは常に暖房がガンガンに焚かれており、部屋はあたたかでした。そして同時に乾燥していました。私は買ってきたフィジーウォーターを開けると、なんとその場で1.5リットルのフィジーウォーターを半分以上、飲み干してしまったのです。
これはもっと買っておけばよかったなーと思いつつ、結局到着した日の夜と翌朝で1.5リットルを飲み切ってしまったのです。
目覚めの体調がとてもよくて、これはフィジーウォーターに感謝しないといけないなーと思ったのでした。
……そんな、フィジーウォーター。
たまたまニューヨークなんていうふだん行かない場所で飲んだから美味しく感じたのだとか、いろんな解釈が出来ると思います。しかし、私はあの日から、フィジーウォーターのファンになったのです。
見かけたら、買う。
売っていたら、買う。
それくらいしかしていませんでしたが、買うたびにペットボトルの半分以上を飲み干してしまって、「ああ、やっぱりこれ美味しい……」と思ったのです。
そして。
先日たまたま見かけました。これは久しぶりの再会でした。500mlサイズだったけれど、私は迷わず買いました。落ち着ける場所に着くと私はおもむろにフィジーウォーターのボトルを開け、そっと口をつけてみました。どうか、あの夢のような味が私の中で理想化されたものではありませんように。どうか、このフィジーウォーターもとてもおいしく飲めますように。
ぐび。
ぐびぐびぐび。
私はなんと、1本飲み切ってしまいました。
とても美味しかった。
やっぱりフィジーウォーターは最高だなと思いました。
でもここで、通販などで家に置いてしまうと、なんだか価値が下がってしまう気がしたのです。「見つけたら、買う」このルールを守りたい……そんな気持ちになったのです。
未だに私はフィジーウォーターを手元に1本も持っていません。近所にも売っていないので、ちょっと遠出した時とか、それこそ都心に出たときなどしか買えないのです。
近所には成城石井もありません。。なので、またいつか出会える日を待つだけです。
フィジーウォーターをどんどん体に流し込んでいる瞬間、私の心はニューヨークのベレクレアホテルに飛んで戻っていきます。まだコロナ前で、自由に旅ができたあの頃。それでもアメリカは高いから、アジア旅行よりずっと予定を短くして。飛行機も乗り継ぎをしてでもとにかく安くして。
何を買っても高いから、ホットドッグ屋とピザスタンドばかり行って。ホテルの部屋に夜食用に大きなサイズのお菓子を買ってみたりして。8泊の間でがんばって食べきったりして。外はマイナス5度とかで極寒で。それでもニューヨークの街を歩いているとなんだか楽しかった。
スープのお店がたくさんあったから、凍えそうになるとスープのお店に入ってあたたかいスープを飲んでた。メインイベントはライブだった。ジャズクラブのような小さなライブハウスで、アメリカ人ばかり集まってくるローカルなライブのチケットを日本からがんばって取った。
いっぱい失敗もしたし、うまくいかないこともあったけど、そんなことすべて忘れさせてくれるくらい、ニューヨークは楽しかった。
あの体験があるから、私は「もう日本でダラダラしてればいいや……」と思わなくて済んでいるのだと思う。私は元来だらけるほうで、本来なら楽な方へ行きたがるタイプ。それなのに、今の私は海外就職を絶対にすると決めている。
この意志の強さを下支えしてくれているのは、実はあのニューヨークの旅の経験なんじゃないか……と思っている。
アジアの国々を旅する気楽さとは違って、少々ピリっとする部分もある、アメリカ旅行。日本人だからとちやほやなんてまずされない。アジア人ということで、貧しい国々であると思われている。ちょっといいレストランに行くと、アジア人と白人は席を分けられたり本当にする。
チップも含めたら外食はバカ高いし、ケチな私は本来、もうあんなところへ行きたくないはずなのだ。
それなのに、絶対にまた行ってやると思っている私がいる。
都会で、歩く人はみな颯爽としていて、なにもかもが洗練されていて、超カッコ良かったのである。
絶対にまたニューヨークに行くぞ！！
……フィジーウォーターを飲み干すたびに思い出す、ニューヨークの話を書きました。
とても美味しいお水なので、ぜひ一度飲んでみてほしいです！！ ラベルには赤いハイビスカスのお花が描かれています。見かけたらぜひ。
それじゃあ、また明日！！